14年前の私は、自分が「自分の場所」を持つことになるなんて、
考えてもいませんでした。
柔道整復師になったら、どこかの職場に勤めて、そこで経験を積んでいく。
それが、当時の私が思い描いていた未来でした。
それなのに今、私は「活法ボディワークサロン」という
自分の場所をつくろうとしています💡
振り返ってみると、その始まりは、もしかしたら15年前のある質問
だったのかもしれません。
「開業したいんだろう?」
15年前。
社会人を経て、柔道整復師養成学校の入学試験を受けました。
面接も終盤に差しかかった頃、当時の校長先生だった医師から、
「開業したいんだろう?」
と聞かれました。
「……え?💦」
これが、その時の正直な気持ちです😂
だって、そんなことは考えていなかったから。
それなのに、なぜか私は、
「はい❕」
と答えていました。
自分でも不思議です(笑)
今思えば、あの「はい」に、当時の私は何の覚悟も持っていませんでした。
ただ、そう聞かれて、反射的に答えただけ。
まさか14年後、その言葉を思い出すことになるとは思ってもいませんでした。

まずは10年、誰かの下で
開業という目標はなかったけれど、資格を取った頃から一つだけ、自分の中で考えていたことがありました。
「まずは10年、人の下で働こう。」
ということです。
資格を取ったばかりの自分に、何ができるんだろう。
まだまだ未熟だし、知識も経験も足りない。
そんな状態で、自分で何かを始めるなんて、とてもできない。
だからまずは、
☆どこかに属して働く
☆先輩の背中を見て、仕事を覚える
☆いろいろな患者さんを診る
☆失敗も経験する
☆勉強して、自分なりに考えられるようになる
そうやって10年くらい経ったら、少しは一人前になっているんじゃないか。
そんなふうに考えていました。
だから私にとっての10年は、「いつか自分でやるための10年」ではありませんでした。
一人の柔道整復師として、自分を育てるための10年。
それが一番近かったと思います。
とにかく、目の前のことに必死だった
資格を取ってからは、本当に目の前の仕事に必死でした。
整復や固定
その後の後療法やリハビリテーション
患者さんの状態を見て、何が必要なのかを考える。
うまくいかなければ、また考える。
分からないことがあれば勉強する。
先輩に教えてもらう。
そうやって毎日を過ごしていました。
気がつけば、一日が終わっている。
また次の日が来る。
そんな毎日の積み重ねでした。
そして、仕事を続ける中で、いろいろな先輩に出会いました。
勉強会にも参加しました。
同期や同僚と話す中で、自分とは違う考え方に触れることもありました。
「そういう見方もあるんだ」
と思うこともあれば、
「私はこうしたいな」
と思うこともありました。
そういう小さな気づきが、少しずつ自分の中に積み重なっていったのだと思います。
人の数だけ、仕事の形がある
同じ柔道整復師でも、仕事への向き合い方は人それぞれです。
患者さんとの距離感も違う。
治療に対する考え方も違う。
大切にしていることも違う。
いろいろな人と関わることで、
「こういうやり方があるんだ」
と知る一方で、
「じゃあ、私はどうしたいんだろう?」
と考える機会も増えていきました。
最初は、自分の考えなんてよく分かりませんでした。
ただ、いろいろなものを見たり、経験したりするうちに、
「私は、患者さんともっと一緒に取り組みたい」
と思うようになりました。
治療をする側と、される側。
そんな一方通行の関係ではなく、
★一緒に身体を動かしてみる
★一緒に日常生活の動作を考える
★できるようになったことを、一緒に見つける
★必要なら、一緒に歩く練習をしてみる
そんな関わり方が、自分には合っているのかもしれない。
少しずつ、そんな輪郭が見えてきました。

10年経ったら、何かが変わる気がしていた⏲
そして、気づけば10年。
「10年は人の下で働こう」と思っていた、その10年が過ぎました。
でも、10年経ったからといって、急に自信がついたわけではありません。
「これでもう大丈夫!」
なんてこともありません😂
むしろ、経験を積めば積むほど、
「まだまだ分からないことがあるな」
と思うことも増えました。
ただ、一つ変わったことがあります。
以前よりも、
「自分はどうしたいんだろう?」
と考えるようになったことです。
それまでは、目の前の仕事を覚えることに精一杯でした。
でも、10年という時間を過ごしたことで、
少しだけ遠くを見る余裕ができたのかもしれません。
「こういう場所があったらいいな」
そんな頃から、
「こんな場所があったらいいな」
と思うことが増えていきました。
〇患者さんが、自分の身体について考えられる場所。
〇治療家が全部やってしまうのではなく、患者さん自身も一緒に取り組める場所。
〇治療が終わったあとも、自宅でできることを持って帰れる場所。
「痛みがなくなったら終わり」ではなく、
「こんなことができるようになった」
という変化も大切にできる場所。
そして、働く側にとっても、無理をしすぎず、自分らしく仕事と向き合える場所。
そんなことを考えるようになりました。
そこで初めて、
「もしかしたら、自分でつくるという方法もあるのかな」
と思うようになったのです。
「自分のやりたいこと」は、自分でつくるしかないのかもしれない🎯
いろいろな職場で働いてきたからこそ、分かったこともありました。
人がつくった場所には、その場所の良さがあります。
そこでしか学べないことも、たくさんあります。
だからこそ、私は10年間、人の下で働くことに意味があったと思っています。
その一方で、
「自分がやりたいことは、自分で形にするしかないのかもしれない」
という思いも、少しずつ強くなっていきました。
そして、
「自分が働きやすいと思える場所も、自分でつくるしかないのかもしれない」
と考えるようになりました。
ここまで来て、ようやく「自分の場所」というものが、現実味を帯びてきたのだと思います。
無理だと思う理由なら、いくらでもあった
とはいえ、そこからすぐに動けたわけではありません。
むしろ、
「私にできるのかな?」
という気持ちは、ずっとありました。
お金のこと。
物件のこと。
経営のこと。
ホームページ。
予約システム。
決済。
集客。
考えれば考えるほど、分からないことばかり。
治療についてなら、これまで勉強してきた。
でも、経営については❔❔❔
「無理だ」と思う理由なら、いくらでも出てきます。
それでも、ある時から、
「できない」のではなく、
「まだやったことがないだけなのかもしれない」
と思うようになりました。

まずは、一つやってみる
そこからは、本当に少しずつです。
サロンの名前を考える。
どんな場所にしたいのかを書き出す。
メニューを考える。
ホームページをつくる。
予約や決済の方法を調べる。
パソコンを探す。
そして、物件を探す。
……物件探しは、今も続いています💦(笑)
思ったように進まないこともあります。
迷うこともあります。
「これでいいのかな?」
と思うこともあります。
でも、以前なら「分からないから無理」で終わっていたことを、
「分からないなら調べてみよう」
「一回やってみよう」
と思えるようになりました。
それだけでも、私にとっては大きな変化です。
あの日の「はい」を、今になって思う
15年前。
「開業したいんだろう?」
と聞かれて、
「はい。」
と答えた私。
あの時は、本当に何も考えていませんでした。
「まずは10年、人の下で働こう」
と思っていたくらいです。
未熟なままでは、自分で何かをするなんてできない。
だから経験を積もう。
そうやって過ごした10年の先に、今の自分がいます。
あの時の「はい」が、未来を決めていたわけではありません。
たくさんの人と出会って、
たくさんのことを経験して、
たくさん迷って、
その中で少しずつ、
「自分なら、こんな場所をつくってみたい」
と思うようになった。
きっと、そんなふうに今につながってきたのだと思います🌱
まだ、完成していません
「活法ボディワークサロン」は、まだ完成していません。
これから考えることも、やることもたくさんあります。
だから、このブログでは完成したサロンのことだけではなく、
そこにたどり着くまでの過程も残していきたい
と思っています。
うまくいったことだけではなく、
迷ったこと。
失敗したこと。
分からなかったこと。
少し前に進めたこと。
そんなものも全部含めて、今の私です。
「できるかもしれない」の先へ
開業することなんて、考えていなかった14年前。
そんな私が今、自分の場所をつくろうとしています。
まだ、
「絶対にできる!」
という自信があるわけではありません。
でも、
「やってみれば、できるかもしれない。」
そう思えるようになりました。
もしかしたら、これからも思い通りにいかないことがあるかもしれません。
それでも、
一つ調べる。
一つ決める。
一つ動いてみる。
その繰り返しで、少しずつ前に進んでいこうと思います。
15年前の私には想像もできなかった今。
そして、今の私にもまだ想像できない、その先。
どんな場所になっていくのか。
私自身も、ちょっと楽しみにしています🍀
まだまだ、ここからです🐾