「最近、身体が動かしにくくなったな」
「前はもっと歩けたのに……」
「しゃがむのがちょっと大変になった」
「朝起きたとき、身体がすぐに動かない」
そんな変化を感じたとき、つい出てくる言葉があります。
「もう歳だから、仕方ないよね」
確かに、年齢とともに身体は変化していきます。
若い頃と同じように動けなくなったり、疲れが抜けにくくなったり、
今まで気にならなかったところが気になるようになったり。
身体は、時間とともに少しずつ変わっていきます。
でも、身体をみる仕事をしていると、ふと思うことがあります。
「それって、本当に“歳だから仕方ない”だけなのかな?」
そして、もうひとつ。
身体は、生涯新品ではいられない。
これは、当たり前といえば当たり前のことです。
車も長く乗れば部品が摩耗します。
靴も長く履けば、靴底がすり減ります。
家だって、何十年も暮らしていれば少しずつ傷んできます。
私たちの身体も、それと同じ。
生まれてから今日まで、ずっと使い続けてきた身体です。
新品のままではいられません🍀
毎日使っているからこそ、身体は変化する
私たちは、一日も身体を使わずに過ごすことはできません。
朝起きて
顔を洗って
着替えて
立ち上がって
歩いて
階段を上って
荷物を持って🛒
仕事をして💻
家事をして🏡
夜になれば眠る💤
当たり前に繰り返している動作のひとつひとつに、身体は使われています。
それを何十年も続けているのですから、身体に変化が出るのは当然です💦
むしろ、
「今まで一度も身体のことで気になったことがない」
というほうが、不思議なのかもしれません。
だから、身体の変化そのものを「悪いこと」と考えなくてもいいのではないでしょうか。
「歳だから仕方ない」で終わらせてしまうこと
例えば、
☑️床から立ち上がるときに手をつくようになった
☑️階段では手すりを使うようになった
☑️歩くスピードが以前より遅くなった
☑️長く歩くと疲れるようになった
☑️片足で靴下を履くのが怖くなった
☑️以前より身体を動かす機会が減った
こんな変化があったとします。
「昔は普通にできたのに」
と思いながらも、
「まあ、歳だからね」
と片づけてしまう。
もちろん、年齢による変化はあります。
筋力や柔軟性、持久力などが若い頃と同じではなくなることも自然なことです。
でも、
「歳だから仕方ない」
という言葉だけで終わらせてしまうと、その中にある小さな変化を見逃してしまうことがあります。
「できなくなった」ではなく、「やらなくなった」こともある
身体の面白いところはココです👀
例えば、
「しゃがめなくなった」
と思っていても、考えてみたら何年も深くしゃがむことをしていなかった。
「階段が大変になった」
と思っていたら、最近はエレベーターやエスカレーターばかり使っていた。
「長く歩けなくなった」
と思っていたけれど、そもそも以前より歩く機会そのものが減っていた。
そんなこともあります。
もちろん、痛みやケガ、病気などが関係している場合もあります。
だから「とにかく動けばいい」という単純な話ではありません。
大切なのは、
「いつから変わったんだろう?」
「その頃、生活はどう変わったんだろう?」
と、一度立ち止まって考えてみること。
身体だけを見るのではなく、身体と一緒に暮らし方も見てみる。
そうすると、意外なところに変化のきっかけが見つかることがあります💡

「痛み」だけが身体の変化ではない
身体の変化というと、私たちはどうしても「痛み」を基準に考えがちです。
「痛くないから大丈夫」
「痛くなったら対処しよう」
もちろん、痛みは身体からの大切なサインです。
でも、身体が教えてくれる変化は痛みだけではありません。
例えば、
「以前より歩幅が小さくなった」
「立ち上がるときに手をつくようになった」
「靴下を履く姿勢が変わった」
「長時間歩くと休憩したくなる」
こうした小さな変化もあります。
もしかすると、自分では「大したことではない」と思っているかもしれません。
でも、こうした小さな変化を積み重ねていくと、
ある日、
「あれ?いつの間にか、できなくなっている😢」
ということにつながることもあります。
「新品に戻す」必要はない🌱
ここで、少し考え方を変えてみたいと思います。
身体は生涯新品ではいられません。
だったら、
「昔の新品の身体に戻そう」
とする必要もないのではないでしょうか。
20歳の頃の身体と、
40歳の身体。
60歳の身体。
80歳の身体。
当然、同じではありません。
大切なのは、
今の自分の身体で、何ができるのか。
そして、
これから何ができる身体でいたいのか。
ではないでしょうか。
「昔は走れた」
「昔はもっと柔らかかった」
「昔は何時間でも歩けた」
もちろん、それも大切な思い出です。
でも、今の自分には今の身体があります。
その身体と、これからどう付き合っていくのか。
そこに目を向けてみてください👀
「できなくなったこと」だけを数えない😊
身体の変化を考えるとき、
「できなくなったこと」
ばかりを探してしまうと、どうしても気持ちが沈んでしまいます。
だからこそ、
「今もできていること」
にも目を向けてみてほしいと思います。
今日も自分の足で歩いた。
階段を上った。
買い物に行った。
料理をした。
仕事をした。
家族と出かけた。
趣味を楽しんだ。
友人と話した。
旅行に行った。
何気ない日常の中には、身体が動いてくれているからこそできることがたくさんあります。
「当たり前だから」と見過ごしているだけで、
実は毎日、たくさんのことができているんです🌿

1年前の自分と比べてみる💹
身体の変化は、毎日のように感じようとすると分かりにくいものです。
昨日と今日を比べても、
「何が変わった?」
となりますよね。
だから、
1ヶ月前。
半年前。
1年前。
そんな少し長い時間で振り返ってみるのもおすすめです。
例えば、
「半年前より歩けるようになった」
「去年より階段が楽になった🎵」
「以前は手をついていたけれど、今はスムーズに立てる」
そんな変化があるかもしれません。
反対に、
「以前はできていたのに、最近できなくなった」
ということに気づくかもしれません。
どちらも大切な発見です。
身体は、毎日少しずつ変わっています。
だからこそ、
その小さな変化に気づいてあげること📝
それだけでも、身体との付き合い方は変わってくると思います。
「歳だから仕方ない」の前に、できることを探してみる🍀
年齢を重ねることを止めることはできません。
そして、身体をずっと新品の状態に保つこともできません。
でも、
「今の身体を知ること」
はできます。
「前と比べて何が変わった?」
「今、何ができる?」
「これからも続けたいことは何?」
そんなふうに、自分の身体を観察してみる。
それは、若い頃の身体を取り戻すためではありません。
これからの自分の生活を、少しでも自分らしく楽しむためです。
身体は「使い込んできた自分自身」だから🌿

身体は、生涯新品ではいられません。
でも、傷がついたから価値がなくなるわけでもありません。
長く使ってきたからこそ分かることがあります。
以前より疲れやすくなったこと😫
無理をすると身体が教えてくれること📚
自分に合う動き方🐾
休むことの大切さ🍀
そして、
「これからも、これだけは続けたい」
と思えること。
身体は、私たちがこれまで生きてきた時間そのものでもあります。
だから私は、
「歳だから仕方ない」
とすべてを諦めるのではなく、
「歳を重ねた今の身体だから、どう付き合っていこう?」
と考えてみることが大切なのではないかなと思います。
新品ではない。
昔と同じでもない。
でも、
今の自分にしかない身体です。
今日も一緒に歩いてくれて、
立ってくれて、
座ってくれて、
動いてくれている。
そんな身体に、
「今日もありがとう😊」
と、たまには声をかけてあげてもいいのかもしれません。
そしてもし、
「そういえば、最近できなくなったな」
と思うことがあったら、
「歳だから仕方ない」
で終わらせる前に、
「いつからだろう?」
と、ちょっとだけ振り返ってみてください。
そこから、自分の身体を知る小さな一歩が始まるかもしれません。🍀
