肩の痛み、どこから来るの? 🤔

〜整形外科での対応と活法整体での改善法〜

肩の痛みは多くの人が経験する身近な不調のひとつです。重い荷物を持ったり、パソコンやスマホを長時間使ったり、あるいは運動での負担など原因はさまざま。中には「放っておけばそのうち良くなるだろう」と我慢してしまう方もいますが、肩の痛みには代表的な整形外科疾患が隠れていることも少なくありません。

ここでは、整形外科でよく診断される肩の病気とその対応、そして私が取り組んでいる 活法整体 での改善アプローチを、分かりやすくご紹介します。


👩‍⚕️ 整形外科でよく診断される肩の代表的な疾患

肩の痛みといっても原因は様々。整形外科では以下のような疾患がよく見られます。

1. 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

  • 特徴:腕を上げたり、後ろに回そうとすると強い痛みが走り、動かせる範囲が制限される。夜間痛で眠れないことも。
  • 原因:加齢に伴い関節包や腱板が固くなり炎症を起こす。

2. 腱板断裂

  • 特徴:物を持ち上げるときに力が入らない、腕を上げようとすると途中で落ちてしまう。
  • 原因:肩を安定させる腱板(インナーマッスルの腱)が部分的または完全に切れる

3. 石灰沈着性腱板炎

  • 特徴:急に激しい肩の痛みが出て動かせなくなる
  • 原因:腱の中にカルシウム(石灰)が沈着して炎症を起こす。

4. 肩関節脱臼や外傷後の障害

  • 特徴:スポーツや転倒で肩が外れてしまい、その後も動かすと痛みや不安定感が残る。

🏥 整形外科での主な対応

整形外科では、診断をつけるために レントゲンMRI検査 を行います。その上で以下のような治療が行われます。

  • 薬物療法:消炎鎮痛剤(飲み薬・湿布)で炎症や痛みを抑える。
  • 注射:ステロイド注射やヒアルロン酸注射。特に石灰沈着や四十肩の強い痛みに有効。
  • リハビリ:温熱療法やストレッチ、筋力トレーニング。
  • 手術:腱板断裂が大きい場合や保存療法で改善しない場合には手術が検討される。

整形外科での対応は「炎症を抑え、関節を保護する」ことが中心です。ですが、痛みが軽くなった後も 肩の動きや姿勢の癖 が改善されなければ、再発や慢性化につながることもあります。


🌿 活法整体での改善アプローチ

活法整体では、痛みのある肩そのものだけでなく、身体全体のバランス に注目します。肩の不調は、首・背中・胸郭・骨盤の動きとも深く関係しているからです。

🔹 活法整体の考え方

  • 肩の動きを邪魔している筋肉関節緊張を解く
  • 本来の自然な動き取り戻す
  • 患者さん自身が「動かしやすさ」を感じられるようサポートする

🔹 具体的な施術例

  • 肩甲骨の動きを取り戻す調整
     → 背中や胸郭を緩めて肩の可動域を広げる。
  • 首や肋骨との連動を改善
     → 肩だけで頑張らない動きを作る。
  • 骨盤から全身のつながりを整える
     → 下半身の安定が肩の負担を減らす。

🔹 セルフケアの提案

活法整体では施術後に「自宅でできる簡単な動き」もお伝えします。

  • タオルを使った肩回しストレッチ
  • 姿勢を整える呼吸法
  • 軽い散歩で全身の血流を良くする

「治療家が半分、患者さんが半分」という意識を持ち、二人三脚で改善を目指します。


😊 整形外科と活法整体、どう使い分ける?

  • 強い炎症外傷が疑われる場合 → まずは整形外科で検査を受ける
  • 痛み止めや注射だけでは再発してしまう場合活法整体で身体の使い方から改善
  • リハビリの補完予防として活法整体を取り入れると効果的

✨ まとめ

肩の痛みには「四十肩・五十肩」「腱板断裂」「石灰沈着性腱板炎」など、整形外科的な疾患が隠れていることがあります。整形外科で炎症を抑える対応は大切ですが、根本的な改善のためには 身体全体のバランスを整えること が重要です。

活法整体では、肩だけにとらわれず、全身のつながりを整えて「本来の動きを取り戻す」ことを目指します。肩の痛みでお悩みの方は、整形外科と整体をうまく組み合わせながら、自分に合った改善法を探してみてくださいね。

この記事を書いた人

管理人

⚫︎柔道整復師(国家資格)として
ケガの処置やリハビリを行っています
⚫︎自分自身が繊維筋痛症(全身に痛みを伴う疾患)を経験したことや家族(祖母)の介護を通して、体や治療に興味を持ちこの道へ
⚫︎神奈川のリラクゼーションサロンで働いたあと、
柔道整復師の養成校へ進学
⚫︎卒業後は東京・神奈川の整形外科で10年間勤務
 - 骨折や脱臼の処置
 - リハビリのサポート
 - 診療のアシスタントなどを経験
⚫︎「治してもらう」だけではなく、患者さん自身が体の使い方や生活を工夫することの大切さに気付き、『患者さんが半分、術者が半分頑張る治療』をモットーに日々取り組んでいます。